日々のてぶくろ
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柳宗理展に行ってきました
昨日、東京国立近代美術館に行き「柳宗理―生活の中のデザイン―」展を見てきました。

柳宗理は、日本の工業デザインの先駆者といえばいいのでしょうか。
キッチンツール、家具、テキスタイルのほかに東名高速道路・東京料金所防音壁などもデザインしています。
バタフライスツールあたりが一番有名でしょうか。
柳宗理 -Wikipedia

バタフライスツール。
「天」の文字をモチーフにしたエピソードは有名です。

最近「柳宗理デザイン」がブランド化してきた、と感じます。
いいデザインが普通の家庭で普通に使われるのいいことですが、正直これがただの「流行」になってほしくはないな、と思っていました。
納豆の件もそうですが「○○がいい」ということになると、人々がワッとそれに集中してしまう傾向があります。
「本当にそれがいいのか」とか深く考えずに「はやっているから」「いいらしいから」と一つのものが売れたりするのはなんだかこわい。
柳宗理のデザインがそんなふうに買われて、すぐに飽きられてしまうのはいやだったのです。

しかし、それは私の杞憂におわりました。
雑誌「アルネ」の大橋歩さんという方の文章を読んだからです。

アルネはいい雰囲気の雑誌ですね。

彼女は柳宗理のボウルをもう二十年近く使っているそうです。
使い心地もよい。

それで柳宗理のミルクパンも使ってみた。
たいていのミルクパンはミルクをあたためてカップにうつすとき、注ぎ口からこぼれて鍋のそこにつたってしまう。
でも柳宗理のミルクパンは違った。
たれることなく、ミルクを注げた。


なんといえばいいかわからないけど、その文章を読んでなぜかほっとしたのです。
使いやすい道具というのは、いつまでも愛されて使われていくものなんだろうと感じたのです。

展示を見ていて「え、これってこんなに昔にデザインされたものだったの?」と思うものがいくつもありました。
何十年も前のものもありました。
(おそらく当時は理解してもらえなかっただろうな・・・)
それがいまだに愛されて、どんどん愛好者が増えているのです。
よく考えるとこれはすごいことだなと。
改めて、柳宗理さんを尊敬したのでした。

帰りにミュージアムショップで「柳宗理 エッセイ」を立ち読みしました。
かなり勉強になりそうだったので買おうと思います。

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